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2019年09月17日
1991(平成3)年9月17日に開館したピースおおさか。
おかげさまで、今年で28年目を迎えました
毎年9月に行っている開館の平和祈念事業ですが、
今年は現在開催中の特別展にあわせて、
特別講演会「第二次世界大戦とポーランド」を開催しました。
ポーランド広報文化センターの所長マリア・ジュラフスカさんに
ご挨拶いただきました。
日本とポーランドの国交樹立100周年の年である2019年は、
第二次世界大戦の勃発から80年にあたります。
1939年9月1日、ドイツがポーランドに侵攻したことによって始まった
第二次世界大戦。
同月17日には東部からソ連も攻め入り、ポーランドは戦場と化しました。
北海道大学と早稲田大学の名誉教授であられる伊東孝之先生をお招きし、
日本とポーランドの地理的な違いに触れながら、
戦火に見舞われた歴史のなかでポーランドの人々が生き抜いた
6年間を中心にご講演いただきました
2019年09月01日
1939年9月1日、
ドイツがポーランドを侵攻したことにより始まった第二次世界大戦。
9月17日には東部からソ連も攻め入り、ポーランドは戦場と化しました。
大戦の勃発から80年の2019年9月。
ポーランド・グダンスク市にある「第二次世界大戦博物館」の
パネル展をピースおおさかで開催します。
また、特別展開催にあわせ、
9月15日(日)には特別講演会「第二次世界大戦とポーランド」も行います。
9月15日は「関西文化の日プラス」実施日のため、
当日の入館料が無料になります!
この機会に、ぜひご参加ください。
講演会参加は、お電話にて予約受付中です!(06-6947-7208)
2019年08月25日
暑さが徐々に和らいできましたね。
学校の夏休みが終わり、ピースおおさかも秋口はたくさんの生徒さんが見学のために来館されるため、これからとても賑やかな時期となります。
さっそくですが、今回は9、10月に上映するウィークエンド・シネマについてご紹介します。
まず、9月は「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々」(日本語吹替版)を上映します。
1943年、ヒトラー打倒と叫び、反ナチス運動を展開した実在の抵抗グループ「白バラ」。
その紅一点ゾフィー・ショルは、兄とともに大学構内で反戦ビラを配っていたところを逮捕されてしまう。厳しい尋問にも屈しない彼女に、尋問官モーアはある取引を提案するが…。
逮捕されてから、わずか5日間の短い尋問の末の判決、処刑に至るまでを描いた真実の物語。
【121分 カラー 2005(平成17)年 ドイツ】
【監督】マルク・ローテムント
【出演】ユリア・イェンチ(斎藤恵理)、
アレクサンダー・ヘルト(伊藤和晃) ほか
【上映日時】7、14、21、28日(土) 14時から
次に、10月は「NORIN TEN ~稲塚権次郎物語~」を上映します。
1960年代、世界の食糧危機を救った小麦があった。
その小麦の基は「NORIN TEN(小林農林10号)」という、日本人が育種したものだった。
富山県の貧しい農家に生まれた稲塚権次郎。育種家として、数々の稲と小麦を生み出し、世界的な食糧危機を救った彼は”農の神”と呼ばれた。
大正から昭和にかけて、農業発展のために尽力した稲塚権次郎の生涯を描いた伝記ドラマ。
【110分 カラー 2015(平成27)年 日本】
【監督・脚本】稲塚秀孝
【出演】仲代達矢、松崎謙二、野村真美、藤田弓子、舞川あいく、益岡徹 ほか
【上映日時】5、12、19、26日(土) 14時から
両作ともに良作です。
たくさんのご来館をお待ちしています。
2019年08月24日
今年の終戦の日平和祈念事業は「“いま”伝えたい ~95歳、絵筆で戦争と平和を語り継ぐ~」と題しまして、語り手に第二次大阪大空襲を体験された東村禎三さん、聞き手に大阪電気通信大学名誉教授の小田康徳先生をお招きし、ご自身の戦争体験についてお話いただきました。
東村さんは、1924(大正13)年生まれ、此花区の尋常小学校をご卒業後、汽車製造工場に勤めておられる際に、6月1日の第二次大阪大空襲に遭われました。
東村さんは、戦争と平和に関する絵画を数多く制作されており、ピースおおさかにも作品をご寄贈いただいています。
小学校以来、絵を描かれたことはなかったそうですが、知人の要望で戦争体験画を手がけたことをきっかけに、今日まで絵を通じて、戦争の悲惨さと平和の大切さを表現して来られました。
迫力のある作品の数々に、参加者の皆さんは見入っていました。
終戦から74年が経ち、戦争を知っている方、当時を語ることができる方が少なくなってきています。
その方々の思いを汲み取り、継承、あるいは活動を補助する役割を担うことが、私たちの使命と思います。