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ようこそピースおおさかへ

施設案内ムービー

~展示リニューアルによる新たなスタートにあたって~

母子像

ピースおおさかは、1991(平成3)年に平和の首都大阪の実現をめざし、大阪府民・市民の協力のもと、世界平和に貢献することを目的に、大阪における平和の情報発信基地として開館しました。以来23年余が経ち、これまでに延べ188万人にのぼる多くの方々に来館いただくことができました。
戦後70年を迎え、戦後生まれが総人口の4分の3を超えた今日、戦争の記憶を風化させることなく、次の世代に戦争の悲惨さと、平和の大切さを伝えていくというピースおおさかの役割はますます重要になっています。
開館以来初めてとなるこのたびの展示リニューアルでは、来館者にとって身近な地域の出来事である「大阪空襲」を中心に取り扱うこととしました。また、次代を担う子どもたちが、この大阪で起こった空襲の実相や大阪と戦争の関係を通して、戦争の悲惨さ、戦争の背景を理解するとともに、平和を自分自身の課題として考えることができる展示をめざしました。
歴史に学ぶことは、過去の時代を追体験することであり、このことを通じて、現在を考え、そして未来の方向性を見定めるヒントを得ることができます。そこで、現代とは大きくかけ離れた時代背景のもとで、当時の人々がいかに生きたかを、できるだけ体感しながら理解していただけるようにしました。展示に当たっては、当時の国際情勢を踏まえつつ、なぜそのような経緯を辿ったのか、時代の推移や背景をできるだけ明示するように努めました。
また、空襲とともに戦後復興も大阪の記憶として引き継ぐため、その時代を生きた人々の苦労と頑張りを大阪の街の発展とともに紹介するコーナーを新たに設けました。
さらに、海外からの来館者に対する多言語の音声ガイドを新たに導入するなど、内外のより多くの人に理解していただけるように努めました。
今なお、世界では戦争や紛争が絶えません。わが国もかつて戦争により多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に多大の損害と苦痛を与えました。また、唯一の被爆国として多くの尊い命を失いました。戦争の悲惨さを知り、体感しさえすれば、それで平和が訪れるものではありません。平和とは何か、そのために何をすべきか、何ができるかを、私たち一人ひとりが考え、今できることを地道に実現に移すことが、求められています。
ピースおおさかは今後も、大阪空襲の犠牲者を追悼し平和を祈念するとともに、大阪空襲を通して戦争の悲惨さ及び平和の尊さを次の世代に伝え、平和を願う豊かな心と確かな見識を育み、もって世界の平和に貢献するための大阪における平和ミュージアムとして、多くの皆様にご利用いただけるよう、努力を重ねてまいります。

2015(平成27)年4月30日