ピースおおさかでは、1月17日から2月14日までの期間に、沖縄県平和祈念資料館さん主催による特別展「未来に託す戦世(いくさゆ)の記憶」を開催しました。
琉球王国として栄えていた沖縄は、明治時代に入ると日本の一つの県となり、やがて戦争へ巻き込まれていきました。
この展示では、沖縄戦に至った経過と当時の世界情勢をふりかえるとともに、沖縄戦を体験した人々の証言映像を視聴することができました。
あわせて、1月のウィークエンド・シネマは、沖縄戦の犠牲となった女子学徒たちのドキュメンタリー映画「ふじ学徒隊」を上映しました。
太平洋戦争末期、激戦が繰り広げられる沖縄南部に従軍していく女子学徒隊のほとんどが大勢の死者を出すなか、ふじ学徒隊はわずか3名の戦死者にとどまりました。
それは、亡くなった隊長の「かならず、生き残れ。親元へ帰れ」という最後の訓示により、多くの命が守られたからです。
この映画は元学徒隊の証言を基に進行し、戦争により青春を奪われた女子学徒たちの平和への思いが語られています。
期間中はたくさんの方々にお越しいただき、小中学校の生徒さんたちは真剣に学習に取り組まれていました。
沖縄戦、そして大阪空襲から、平和の大切さを感じ取っていただければ幸いです。