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2025年09月のダイアリー

9/14 開館の日平和祈念事業 被爆・戦後80年特別企画「ヒロシマ・ナガサキ被爆体験証言会」

2025年09月21日

ピースおおさかは今年の9月17日で、開館から34年を迎えました。
これに伴い9月14日に開催した開館の日平和祈念事業では、被爆・戦後80年特別企画として、広島から才木幹夫さん、長崎から八木道子さんをお招きし、被爆体験講話を行いました。

 

才木幹夫さんは1932(昭和7)年生まれ。
1945(昭和20)年8月6日、当時13歳。爆心地から2.2㎞離れた自宅で、外出するため靴を履こうとしたときに被爆しました。
自身は無事でしたが、市内中心部にいた父親が大やけどを負って帰ってきました。この日、才木さんは逃げてきた被爆者に水を求められて差し出しました。しかし、その後「水を飲ませてはいけない」と兵隊に言われたそうです。この行動は正しかったのか、今も自問自答することがあると仰っていました。
証言の中では、自らの体験に加え、家族のことや近所に住んでいた友人のこともお話しいただきました。

八木道子さんは1939(昭和14)年生まれ。
1945年8月9日、当時6歳。爆心地から3.3㎞離れた自宅で被爆しました。
このとき2階で飛行機を見ていましたが、爆風に飛ばされたのか、次に気がつくと1階にいました。外に出てみると、さっきまでうるさかった蝉の声が全く聞こえなくなっていたそうです。
家にはきょうだい5人だけだったので町の防空壕へ向かい、そこで母親と合流することができました。
八木さんは写真や地図だけでなく、実物資料を用いながら、原爆の恐ろしさをわかりやすく話してくださいました。

戦後80年となり、体験者から直接話を聞くことが難しくなっている中、大変貴重な機会となりました。
核兵器の廃絶や平和を実現するために何ができるのか。
講話の中で、これからを生きる人々に向けた平和への想いや願いも聞かせていただきました。

 

ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました

 

 

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