毎週土曜日に開催している映画上映会
7月は、映画「マリウポリの20日間」を上映しています。
2022年2月、ロシアがウクライナ東部に位置するマリウポリへの侵攻を開始した。
AP通信のウクライナ人記者 ミスティスラフ・チェルノフは仲間と現地へ向かう。ロシア軍の容赦ない攻撃で断水、食料供給や通信の遮断…瞬く間にマリウポリは孤立していく。ロシアによるウクライナ侵攻開始からマリウポリ壊滅までの20日間を記録したドキュメンタリー。
※本作品には、凄惨な映像が含まれますので、ご注意ください。
【監督】ミスティスラフ・チェルノフ
97分 カラー
2023(令和5)年 ウクライナ・アメリカ
☆ピースダイアリーでは作品の見どころをもう少しご紹介します。
本作はロシアのウクライナ侵攻をとらえたドキュメンタリー。
淡々としたナレーションに合わせ、マリウポリで実際に撮影された映像が流れます。
2022年2月、マリウポリには多くの一般市民が暮らしていました。
記者ミスティスラフ・チェルノフをはじめとする取材チームは現地へ急行し、記録映像を撮り始めます。
市内は警報が鳴り、ミサイルの音も遠くから聞こえてきます。
建物の地下で避難生活を始める人々や、マリウポリから離れようとする人々へインタビューが行われ、それぞれ抱える事情や感情をカメラを通して訴えます。
次に取材チームは病院に向かいます。
ミサイルによる爆撃に巻き込まれ、病院には大きなケガを負って運ばれてくる人が絶えません。
院内の物資も不足し、ライフラインが途絶えつつあります。それでも医師や看護師は懸命に治療を行いますが…。
街は瓦礫が散乱し、崩れた建物は放置されたままとなっています。また、破壊された店からものを盗む人々が現れ、発見した店主が激昂している様子も映像に収められています。
増加する犠牲者、壊されていく街、疲弊していく市民たち。
戦争がもたらす凄惨な現実が記録されています。
通信が途絶えつつある中、取材チームは少しでも電波がある場所を探し、撮影した映像を短く細切れにした状態で本部に送り続けます。これらの映像が世界中で報道されました。
ロシア軍によって街が包囲されたとき、「マリウポリの惨劇を世界に伝えて欲しい」という声におされ、取材チームは脱出を試みます。
ぜひご覧ください。
ウィークエンド・シネマは予約不要(当日先着順)です。
皆さまのご来館お待ちしております!
上映日時:7月12日、19日、26日 各日 午後2時から
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