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ピースダイアリー

PEACE DIARY

2025年08月のダイアリー

ウィークエンド・シネマ8月のご紹介

2025年08月03日

毎週土曜日に開催している映画上映会
8月は、戦後80年特別特別映画上映「長岡大花火 打ち上げ、開始でございます」を実施

日本三大花火の中で唯一、競技会ではない花火大会。新潟県の長岡花火。
第二次世界大戦末期の長岡空襲や2004年の中越地震など様々な苦難を経験してきた長岡の人々は、慰霊の念と復興への決意、そして平和への深い祈りを花火に込めてきた。
映画の舞台は2023年。華やかな花火の裏にある歴史を振り返りながら、花火大会を支える花火師や運営に奔走する関係者、市民スタッフのインタビュー、そして20台を超えるカメラとこれまで例のない規模の撮影による画面いっぱいに広がる花火の様子。過去と現在を通じて、長岡花火の全貌に迫るドキュメンタリー。

 

【監督】坂上和明 【ナレーション】佐藤栞里
【撮影】小山一彦 【編集】斎藤隆 【音楽】高橋慶吉 【題字】金澤翔子
【協力】VIC、アイエムエフ、if 【製作】夢プロジェクト 【配給】NAKACHIKA PICTURES

 

100分 カラー
2024(令和6)年 日本

 

☆ピースダイアリーでは作品の見どころをもう少しご紹介します。
本作は、日本三大花火の一つ、長岡花火の舞台裏をとらえたドキュメンタリー。
長岡花火は「長岡まつり大花火大会」という名称で、毎年8月2日と3日に開催されています。
会場には全国から多くの人が集まり、Youtubeでの生配信や全国の映画館でライブビューイングも実施されるなど、大人気の花火大会です。

 

上記の通り、長岡花火には慰霊の念と復興への決意、平和への深い祈りが込められています。
長岡花火の歴史は明治時代から。やがて戦争が花火大会にも影響を及ぼしていきます。
戦勝を祝う花火も打ち上げられていましたが、戦況の悪化に伴い、花火大会は中止に。
そして太平洋戦争末期の1945年8月1日夜、長岡の街は空襲を受けます。
1480人余りの市民が犠牲となり、焼夷弾によって家や建物は焼き尽くされました。

 

戦後、長岡での花火は1947年に復活します。
花火師の嘉瀬誠次さんは、長年にわたり長岡花火の発展に貢献されました。
嘉瀬さんは、3年にわたるシベリア抑留を経て長岡に帰郷しました。花火師として正三尺玉の復活や「ナイアガラ」などの花火を創作する中で、シベリア抑留で犠牲になった戦友を慰霊する花火「白菊」を生み出します。
海外でも花火大会を行っていた嘉瀬さんは、かつて多くの日本人が抑留されたロシア・ハバロフスクでこの「白菊」を打ち上げました。

現在も「白菊」は慰霊と平和への祈りの花火として、花火大会の開催前日、長岡空襲があった8月1日の夜に打ち上げられています。

 

数々の悲しい歴史を乗り越え、長岡の人々の想いが込められた長岡花火。
花火師や関係者へのインタビューでは、その熱い想いを聞くことができます。
ドキュメンタリー後半は、大会本番の様子を収めています。もちろん華やかな花火の映像も!
ぜひご覧ください

 

ウィークエンド・シネマは予約不要(当日先着順)です。
皆さまのご来館お待ちしております!

 

上映日時:8月9日、16日、23日、30日 各日 午後2時から

 

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