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ピースダイアリー

PEACE DIARY

2025年09月のダイアリー

ウィークエンド・シネマ9月のご紹介

2025年09月06日

毎週土曜日に開催している映画上映会
9月は、映画「千羽づる」を上映しています。

昭和29年4月、広島。佐々木禎子は小学6年生になった。活発で心の優しい禎子は友達も多く、スポーツも得意で楽しい学校生活を送っていた。秋の終わり、禎子は体調を崩すがなかなか回復しない。
ABCC(原爆傷害調査委員会)の検査を受けた結果、被爆が原因の白血病であることが分かる。
幼くして被爆した少女の短い生涯を映画化した涙の傑作。

 

【監督】神山征二郎
【原作】手島悠介
【出演】倍賞千恵子、広瀬珠実、前田吟、石野真子、田村高廣ほか

 

96分 カラー
1989(平成元)年 日本

 

☆ピースダイアリーでは作品の見どころをもう少しご紹介します。
広島市の平和記念公園内にある「原爆の子の像」は原爆で亡くなった子どもたちの慰霊碑として建てられました。周辺には、多くの国々から平和への願いを込めた折り鶴が捧げられています。
「原爆の子の像」建立と折り鶴には、一人の少女が大きく関わっていることをご存知でしょうか。

 

本作の舞台は1954年の広島。
佐々木禎子は小学6年生。活発で心優しい禎子はクラスの人気者です。
修学旅行や運動会、林間学校など学校生活を満喫していましたが、秋のおわり頃に体調を崩してしまいます。
病院で検査を受けたところ、白血病であることがわかりました。

 

原因は原爆
1945年8月6日、当時2歳だった禎子は家で被爆していました。大きなケガはなかったものの、このときに浴びた放射線が彼女の身体を蝕んでいたのです。
医師は、禎子の病に治療法がなく、余命は3ヶ月から1年であることを両親に告げました。

 

禎子の入院生活が始まりました。
当初は同じ病室の子どもたちと遊んだり、看護師のお手伝いをしたりと元気だったものの、病状は少しずつ悪化。学校に通うことはできず、1日外出することさえ難しくなってしまいます。
入院から数ヶ月後、禎子は2歳年上の雨宮由紀子という少女と同じ病室になります。ある日、彼女は禎子に、鶴は長寿の鳥であること、「鶴を千羽折ると願いが叶う」ことを教えました。
そこで禎子は鶴を折ることに。あっという間に病室は折り鶴でいっぱいになりました。
病気が治ることを願い、毎日毎日鶴を折る禎子。衰弱していく中、手が動く限り折り続けていましたが…。

 

ピースおおさかでは、被爆・戦後80年特別企画 特別展「ヒロシマ・ナガサキ原爆・平和展」が現在開催中です。
本特別展では、佐々木禎子さんが実際に作った折り鶴が展示されています折り鶴は平和のシンボルとして、禎子さんのお話とともに戦争の悲惨さや平和の尊さを今に伝えています。

 

ぜひご覧ください

 

ウィークエンド・シネマは予約不要(当日先着順)です。
皆さまのご来館お待ちしております!

 

上映日時:9月6日、13日、20日、27日 各日 午後2時から

 

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