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ピースダイアリー

PEACE DIARY

2025年11月のダイアリー

ウィークエンド・シネマ11月のご紹介

2025年11月01日

毎週土曜日に開催している映画上映会
11月は、映画「生きる FROM NAGASAKI(72分)を上映しています。

長崎被爆者の証言を集めたドキュメンタリー。原子爆弾が投下された惨劇の中、生存者の救護にあたった者がいる。終戦直後、ある少年の家では、立ち寄る米兵に頼まれるたびオルガンで“きよしこの夜”を弾いた。今まで語られなかった7名の新たな証言を収録し、壮絶な被爆体験を乗り越え、生きてきた人々の“生きる”力と思いを現代に伝える。

 

【監督】松本和巳

 

72分 カラー
2022(令和4)年 日本

☆ピースダイアリーでは見どころをもう少しご紹介します。
1945(昭和20)年8月9日、長崎に原爆が投下され、約7万人が犠牲になりました。
本作は長崎を舞台に、「生きる力」をテーマにつくられたドキュメンタリーです。

 

被爆者たちは記憶を辿り、当時の状況を語ります。
あの日、長崎の街は一瞬にして火の海になりました。
原爆の閃光を見たときや爆風で家や工場が崩壊したときのこと、救護所となった学校で目撃した惨状、やけどを負った人々の水を求める声、黒い雨がついたおにぎり…被爆者一人一人の証言から、原爆の恐ろしさを伝えます。

 

医師の永井隆は、原爆投下直後から救護活動を行い、戦後は病に侵されながらも放射能の影響に関する研究に携わりました
永井は自身の体験や平和への祈りを、著書『長崎の鐘』や『この子を残して』に綴っています。
そこで取材班は直接関係があった人を探し、看護学生だった女性にインタビューを試みました。
貴重な証言をもとに、永井隆の人物像を紐解きます。

 

戦後、被爆者たちに様々な苦難が立ちはだかりました。
映像では、何より食糧不足がつらかったと話されています。また、被爆による病気やケガに苦しみ、その影響から差別や偏見にさらされ、生活に支障が出てはならないと事実を隠す人もいました。

 

一方、一人の男性の証言から、新たな交流が生まれていたことがわかりました。
少年だった男性が店先でオルガンを弾いていると、アメリカ兵が立ち寄ってきて曲をリクエストされました。
そのうちの一曲が“きよしこの夜”。兵士たちは毎日のようにやってきては歌い、そこから一つのコミュニティが形成されました。
思い出を振り返り、当時と同じようにオルガンを弾いた彼の胸中に迫ります。

 

戦争を乗り越え、強く生きてきた人々の「力」と思いをぜひご覧ください。

 

ウィークエンド・シネマは予約不要(当日先着順)です。
皆さまのご来館お待ちしております!

上映日時:11月1日、8日、15日、22日、29日 各日 午後2時から

 

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