毎週土曜日に開催している映画上映会![]()
12月は、「風が吹くとき」(84分)を上映しています。
イギリスの片田舎で平穏に暮らすジムとヒルダの夫婦は、二度の世界大戦をくぐり抜け、子どもも育て上げ、いまは老境に差し掛かっている。そんなある日、2人は近く新たな世界大戦が起こり、核爆弾が落ちてくるという知らせを聞く。核戦争の恐怖を描いた名作アニメ。
原作は、絵本「スノーマン」で知られるレイモンド・ブリッグズ。長崎の原爆により親戚を失った日系アメリカ人のジミー・T・ムラカミが監督した。日本語版の監督は「戦場のメリークリスマス」の大島渚。
【監督】ジミー・T・ムラカミ 【原作】レイモンド・ブリッグズ
【音楽】ロジャー・ウォーターズ
【日本語版監督】大島渚 【声の出演】森繁久彌、加藤治子ほか 【主題歌】デヴィッド・ボウイ
84分 カラーアニメ
1986(昭和61)年 イギリス
☆ピースダイアリーでは見どころをもう少しご紹介します。
ある日、ジムが街の図書館から帰ると、妻のヒルダが食事の準備をしていました。
「3日以内に核戦争が始まる」というニュースがラジオから流れます。国際情勢が気になるジムは熱心に聞き入りますが、政治に興味がないヒルダは特に気にせず、さっさと食事を済ませて洗い物へ。
ジムはさっそく行政から配布されたパンフレット片手に核シェルターを作り始めました。ヒルダはジムに小言を言ったり、手伝ったりしながらいつも通りの家事をこなします。
やがてドアを壁に立て掛け、クッションで隙間を埋めただけの粗末なシェルターが完成しました。
続いて保存用の食糧を入れていると、核ミサイルが発射されたという速報が。
ジムはあわててヒルダを無理矢理シェルターに押し込み、自身も飛び込みました。
その瞬間、強い熱と爆風が2人を襲いました。
シェルターのおかげか、ジムとヒルダは無事でした。
しかし家はぐちゃぐちゃに荒れ、外は物音ひとつなく、灰色の景色が広がっています。
生きていたことに安堵した2人は、パンフレットに従って生活を続けながら救援を待つことにしました。
しかし数日後、身体に異常が現れ始め…。
原作含め本作が制作された1980年代は冷戦時代。軍拡競争が繰り広げられ、国際情勢が非常に不安定な時代でした。
優しいタッチの絵柄やジムとヒルダの他愛ないやり取りがほほえましい一方、核の脅威を残酷に描いています。
ぜひご覧ください。
ウィークエンド・シネマは予約不要(当日先着順)です。
皆さまのご来館お待ちしております!
上映日時:12月6日、13日、20日 各日 午後2時から
※27日の上映はありません。
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